雑草魂で新司法試験に合格したものの、持ち前のどんくささであたふたする毎日。なぜか法律の絡まないところでのツッコミだけ冴え渡る。
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〔中途半端1〕
先週の今頃は、生まれたての台風7号をみて「テスト期間中に台風体当たり!?」とテンションがあがったものです。でも、ふたを開けてみれば強風域はかかったのかもしれませんが、本当にたいしたことのないぶつかり具合でしたね…
ま、ただでさえ来週分のテストが多いので、これ以上順延で科目数を積み重ねられても困るので、よかったのですが。
いえ、よくなかった。
話は少し変わって、私は気圧が下がると大体50%くらいの確率で体調が悪くなります。吐き気、立ちくらみ(めまい)、頭痛などなど。だから梅雨時などはつらかったりします。で、一般の低気圧よりももっと低気圧な台風が来ると、かなりの確率で本当ににしんどい。台風が来たときの暴風警報は「外を歩くと危ないから休講」の印ではなく、「気圧が下がって動ける体にならないから休講」の印みたいなもんです。
最も都合が悪いのは今回のように気圧だけ下がって風がまったく吹かないとき。この場合、暴風警報が出ないので学校は元気ですが、私は個人的に暴風警報な体調なので元気ではありません。本日も然り。
1限目のテストはどうにか普通の体調で乗り切ったのですが、4限目(5時半スタート)は台風がかなり近かったみたいで最初死にそうな状態で受けました。「テスト本番で死にそうな体調でもそこそこの答案を書く練習」です。
とはいえ、中途半端な台風の接近はホンマに困ります。
〔中途半端2〕
そんな体調で書いた答案はどれも中途半端なものばかり…
親族法は「事実主義的な形式説」、捜査法は「実務に配慮した学者通説」。筋の通った答案なんかかけてるはずがない。だいたい、基本の出来上がっていない人にいきなり実務を叩き込まれてもどっちつかずな人間ができるだけなんですって。「刑訴法198条から国語的に取調受忍義務が否定できるわけがありません」「逮捕状を出すときに別件逮捕なのかどうかは令状裁判官にはわからないのだから別件基準説」とか、幼い私には衝撃的すぎて…
あ、そうそう、親族法の先生へ。親族法のテストに
法定相続分の問題出すのは反則だと思いますよ しかも条文持ち込み不可なんだから、900条くらいは載せておいてよ…
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2005-07-26(Tue) 17:16|
勉強|
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昨年、入学時にいきなり4クラスにクラス分けされ、全員で同じ講義を受けるなど、一致団結系の経験をまったくしてこなかった我々1期既修生が今回初めて、初めてみんなで協力してひとつのことを成し遂げました。
それが!
ケースブック刑事訴訟法(捜査法分野のみ)のQを分担して解く!
(有志ですが…)
私も10問ほど参加したこの企画の結晶が今日届きました。A4でおそらく100ページは超えようかという膨大な解答集です。っていうか、一人ではとてもじゃないけどできません。テストまでに全部おさらいできるのだろうか!?
エライよ… エラすぎるよ、幹事… どうやって印刷するねんな…(勝手に工夫しろ)
参加者の努力をたたえて(?)譲渡禁止になっています。ただ、「有志」っつっても公募したわけではないようなので、情報難民がいた場合は、彼らの知らない間にこの企画が出来上がって、知らない間に譲渡禁止になっているかもしれないのが胸の痛みどころです。
2005-07-18(Mon) 17:15|
日常|
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思った以上に柔和な基準という印象を受けました。教務主任いわく、「このまま上へ上げたのでは(または卒業させたのでは)にっちもさっちも行かないような人」を再評価対象とするのであって、毎回講義に出席して指名されたらひかない程度の回答をしていたらまぁ落ちることはない、という感じ。また、成績評価は(必修については)科目ごとの担当教員全員で決めるっぽいこともいっていたので、だれか一人が気前よく切りまくることもない…でしょう。
再評価について詳しく示した書面もいただきました。
でも、一部「40%くらいは落としてもいいんじゃないの?」とか「C評価はぜんぶF評価にします」とか、教務主任の言わんとする趣旨を一切理解しないで流言飛語を自ら流す先生がいるのも事実。だとすると、主任がそう考えていても、別の先生が曲解して落としまくるとも限らないなぁ、という気がしないでもないです。たしかに、今日渡された書面には「15%以上落とすことはありません」とは一言も書いていないので、落とされた場合にこれを盾にクレームをつけることもできない作りになっています。うまい。
だいたい「C評価の印象を受けた人はみんなF評価」とか意味わかりません。CはCやろ!? 不合理にも程がないか?
学生に説明する前に、先生方でちゃんとしっかりコンセンサスとってくださいよ、ホンマ。「教務以外の先生の言うことは信用しないように」と言われても、実際「my rule」で落第させられたら取り返しつかないんだから。
たぶん、ふたを開けたら誰も落ちてない気がすっごいします。だって、去年のこの時期も「各クラス必ず1人落とす!」とか「3割落とす!」とか言いまくってたもんなぁ。それに対して「入学して3ヶ月で留年決定なら最初から入れてくれるなぁ!」とか叫んでたなぁ。今年はそんな言い訳できなくなってしまったけど。
2005-07-13(Wed) 17:13|
勉強|
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って言うほどたいそうなものではないのですが…
数個下の記事で書いたような成績評価の新基準が、若干尾ひれがついて噂になってしまったようです。たぶん、「15%必ず落とす」とか、「救済措置あり」の部分が抜けたりとかして伝わったんでしょう。それに対して「採点基準もわからないのに、一方的に落とすのはどうなの?」という趣旨の匿名ビラが貼られちゃったりしてプチパニック。これまで安穏と生活してきた(って言うても1年だけですが)だけに、ショックは大きいようです。
確かに、昨年一年間で落第させないまでも、全体的に不当に成績が低くないか?という先生とか、ちょっと甘すぎないか?という先生とか、いろいろでしたから。どのように採点されているのかまったく公にならないまま落とされるのは面白くないかも。
で、教務の先生が当落基準について改めてちゃんと説明する機会が設けられました。私は情報の発信源からちゃんと聞いたクチなので、あらたに私たちに有利になるような情報は聞き出せないでしょうけど、ちょっと興味あります。
…でも基準を紙で貼り出したらしまいな話だと思うけどなぁ。
2005-07-12(Tue) 17:12|
勉強|
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気がついたら、カウンターが1000回ってますね。このカウンターを設置する前にだいたい1500~2000人くらいが訪れていたみたいだから(管理人にだけはわかる)、合計で3000くらいでしょうか。大型リンク集に載せると結構違うなぁ。
テスト前にもかかわらず、地元の合唱祭に行ってきました。私が卒業した高校の合唱部のOBが結集して創った合唱団の初舞台だったので、「これは見逃せまい!」と思って。月曜日1限がたまたま休みでよかった。ありがとう、経済法の先生。
OB合唱団といっても、高校卒業者が集まって作ったものなので大学生ばっかり。みんなかわいかった~。「見に来るなら先輩も(舞台に)乗って下さいよっ!」って言われましたが、んなアホな。練習も満足にしていないのに乗れません。
でも、みんな高校時代は関西地区大会までコンクールで勝ち進んだ猛者だった人ばかりなので素地は良く、たった15人で歌っているにもかかわらずなかなかの迫力でした。最近夢の中で歌ってしまう私としては、一緒に歌いたかった…でも京都は近くて遠いからムリがありすぎる…っ。
今はまだ15人しかいないけど、今日新たにひとり入っていたようだし、実績をつめたらいい合唱団になりそうだ。私は試験に受かったらバリバリ歌うことにし…ないで秋から入ってしまいそうです。ストレス解消法。
2005-07-10(Sun) 17:11|
趣味|
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今期最後の行政法の補講の最後で先生が言いづらそうに曰く、
「今期の期末試験からクラスの15%までなら落としてもいいってことになったんだよ。なんか落としたい落としたいって言う先生がいるもんだからさ。」
はい~~!?
クラスの15%って一体どんくらいやねん…(算数できない子)
2~3人は各クラスから落ちるやんか!
「でも、心配すんな、救済措置もある。」
そらそうやろ、無かったらえらいこっちゃ。
「救済措置は先生の裁量だ」
…は? さいりょう? ってどういうこと?
お中元持っていったら通してくれるとか?
「救済措置をするかしないか、どういう手段でするかは先生の裁量ってこと」
ってことは、救済措置ナシでいきなり落とすのもアリってことですか。そうですか。
でも何も救済せずに落としたらそれこそ裁量逸脱なのでは…?
平和でユルい我がローにも戦乱の世がやって参ったようです。でも、こんな15%ぽっちでぎゃーぎゃー言ってたらよその学校に笑われるんやろな。
2005-07-06(Wed) 17:10|
勉強|
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以下、全部伝聞の話なので、どこまで正確かわかりません。でも、その発言趣旨に憤ったので怒ってみます。
昨日、某テレビ番組で某関西系弁護士(って言ったら誰かわかるな…)が以下のような趣旨の発言をしたらしいです。
「いるものといらないもの」というテーマで
・「いらないもの」に法学部からスライドして法科大学院教員になっている教授、「いるもの」に法科大学院の実務家教員と言った
・今まで法学部教員が教えて無理だったから法科大学院を作ったのに、同じ人が教えているんじゃダメだ
・実務家教員が少なすぎる
・そんな人に教わった人が来年から司法試験で合格してくるので、今後は法曹の質が下がって困る
上三つはいいですよ、たぶん正しい。(三つめに関しては若干微妙だけど)
一番下はなんですか、これ。
これに対して私のむかつきポイントは
・学部生に対するものと、ロー生に対するものでは先生方の気合がまったく違う
・その気合に乗せられて、全国各地の法学部棟が不夜城と化し、その中で必死にがんばってるという事実が前提から外れている
・少なくとも予備校よりは法律的に深化した講義が繰り広げられていると思う。
(予備校の採点バイトをしている友人の話だと、ローへ行っている人の答案は一味違うらしいし。)
・申し訳ないけど、「実務家教員」=「いい教員」という図式は成立しない場合が少なくない
・心配しなくても国民を困らせるほど法曹の質は低下しないと私は信じているが、低下する可能性も否定できない。でも、まだ新司法試験やってない段階で断定的に困るんじゃない。
・っていうか、そのような話を、まじめな法科大学院生なら絶対見ていない時間帯(休日昼間)の番組で言うな
この人は具体的に現在の法科大学院の様子を見たことあるんかな~。見てもまだ質が下がると思われるんかな~。
そういう意見が法曹関係者の間である、っていうのはおぼろげながら知っているけど、あまり聞いてて気持ちのいい話じゃないですよね~。特に試験前で情緒不安定のときに。つい、反応してしまうのです。
と、同時にやはり私たちは実務に出たとき、こういう色眼鏡で見られる可能性は相当大きいのだろうと思って悲しくなってしまうのです。
2005-07-04(Mon) 17:09|
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もうすぐテストです。
この間、各科目の持ち込み許可物件と試験時間だけ発表になり、3時間テストが増えているのにびっくりしました。嗚呼、3回生
思えば去年の今頃、「クラスの3割は落とす」とか、「問題文は冊子になって出てくるほど大量」とか、さまざまな流言飛語に翻弄されていました。それもこれも1期生だからこそで、ここの学部卒業生にどういう採点具合の先生なのか聞いても、ロー開学に向けてよそから呼んだ先生ばかりだったらしく、本当に情報がありませんでした。
しかし、ふたを開けてみれば全員進級してるわけです。でも、そんなことは1年たったから言えることで、去年の私たちの緊張感はそりゃあもうすごかった。最後の科目のテスト終了時には、あまりの開放感に試験教室内で拍手が起こったほど。
それを思えば今年入ってきた人のなんと精神的に楽なことか。過去問も手に入るし、よっぽど大ポカやらかさなければ全員進級できるという情報も入ってくるし、各先生の採点の特徴もだいたいわかる。
あらためて、1期生は新雪の中を先頭切って雪を踏み分けていくような存在だなぁ、と思うのでした。
2005-07-03(Sun) 17:08|
勉強|
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昨日、この記事を読んで残念に思いました。
記事の通り、この方はヤマト運輸、のみならず宅急便の生みの親です。それだけでもすごい人ですが、もっとすごいのは記事の最後の段落。ヤマト福祉財団の理事長でもありました。
私の卒業論文のテーマが「障害者と労働」だったので、この方の著書も読みました。ヤマト運輸を引退後、ポケットマネーをはたいてこの財団を創設し、「月給1万円からの脱出」をスローガンに「スワンベーカリー」というカフェを全国展開しています。労働者は数名の健常者とたくさんの障害者。大阪では心斎橋にひとつ、お店があります。
現在、障害者が満足な生計を得ようとするとかなりの困難が伴います。福祉施設として、授産施設というものがあり、通常はそこへ通いながら生活をしています。そこで職業訓練をしつつ、クッキーとか工芸製品などの作った物を売ることでお金を得ます。
ところが、そうやって稼いだお金がまるまるはいってくるわけではもちろんなく、施設の人件費などを考えるとほとんど給料がもらえないのが現状です。確か、月額1万円を超えるか超えないかぐらいが平均であったように思います。
そこで、「月給1万円からの脱出」というスローガンが生まれたのです。たとえば授産施設で作られた物を買うとき、それは真に購買意欲から買うのではなく、半分寄付のような気持ちで買うのが正直なところではないか、でもそれでは「儲け」は出ない。なぜなら、そこには消費者のニーズにこたえるという視点、「経営」という視点がないからである。この状態を打開するため、福祉の現場にも「経営」の考え方を取り入れて、どんどん儲かるシステムを構築すべきだ、というわけです。それを実践しているのが「スワンベーカリー」。紆余曲折を経て、現在では障害者に月10万円の給料を支払うまでになっています。
障害者が一般企業で働こうとすると、とかく「住み込み労働」→「外界との接触がシャットアウト」→「雇用主による虐待」となりやすいのも事実。障害者雇用促進法では、企業の規模によって障害者の雇用率が定められており、その数値が達成できなければ課徴金をとられるようになっています。しかし、その課徴金を支払うことを免罪符にして一向に障害者雇用を進めようとしない企業もあります。しかし、そんな中で小倉氏のような経営者が一人でも多く生まれることを願ってやみません。
*参考までに。
「福祉を変える経営~月給1万円からの脱出」
著者:小倉昌男 出版社:日経BP社
2005-07-01(Fri) 17:07|
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