プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

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同様に確からしい

ついこの間、なにかの話の時に私が「同様に確からしい」と言うと、理系の弟に「なんで理系の業界用語を知ってるねん」とつっこまれました。
 理系用語とはいっても、中学数学に出てくる言葉ですから私が知っていてもおかしくありません。でも確かに「人生の敵はゴキブリと跳び箱と数学」というくらい数学が嫌いな私がなぜそんな言葉を覚えていたのか。
 その理由は「日本語じゃないから」。だって、意味が分からないじゃないですか。普通日常会話で(ネタとして使うならまだしも)「同様に確かやんなぁ?」とか言いません。日本語として、さっぱり意味が分からなかったから逆に耳について覚えてしまったのでしょう。

 そういえば、この業界(法学界)に入ってから、日本語とは思えないような規範の数々にぶち当たってきて、いちいち覚えたり覚えなかったりしています。でもいまだになんか意味が分からないのが「大阪国際空港事件」の将来給付の訴えの利益が認められるための要件です。(この間の大阪南港事件とは違いますよ)
 事件の概要は簡単なもので、要は大阪国際空港(伊丹空港)での離発着がうるさいので、騒音が止まるまでの間の損害賠償を周辺住民に払ってくれ、というものです。
 ここではとりあえず、難しい話は置いておいて、以下の規範の意味がすんなり分かるかどうかを問題にします。

「請求権の基礎となるべき事実関係および法律関係がすでに存在し、その継続が予測されると共に、請求権の成否およびその内容につき債務者に有利な影響を生ずるような将来における事情の変動があらかじめ明確に予測され、しかもこれについて請求異議の訴えによりその発生を証明してのみ執行を阻止しうるという負担を債務者に課しても格別不当とは言えない」場合には、将来の損害賠償を求める訴えを提起できるのです。

 一体どういう場合か一読してすぐ分かるのは難しいと思います。これだけ長いのに主語らしい主語がありません。あまりに長すぎて、「同様に確からしい」のようにインパクトだけで全部覚えてしまえません。高校のとき、唐詩の長恨歌を意味も分からず覚えさせられたことを思い出しました。

 今後裁判員制度発足と共に司法の場に一般人が参加してくるようになります。そのときに、このような言葉を使っていたのでは、大半の国民は着いて来られない気がします。私が一番ひどいと思ったのがこれですが、大なり小なり「法律かじってないとわからんやろうなぁ」という文章であふれています。
 法典の方は大分口語化が進んで読みやすくはなりました。しかし、判決文がこれでは訴訟で争っても当事者双方を納得させることはできないでしょう。
 ぜひとも、もう少しわかりやすい言葉で訴訟実務が進むことを期待したいです。

 たまに書くと長くなってしまうなぁ、もう。

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2006-04-08(Sat) 09:16| 日常| トラックバック 0| コメント 0

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