プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

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今だから、言えること(法科大学院生編)

 今日、出題趣旨が公表されましたが、何を書いたか8割方忘れ去っている私にとっては何の意味もないです・・・ ただ、民法の設問1の「反論2」で書いたことが当たってたっぽくってなんか嬉しいです。

 はい、それでは前回に引き続いて法科大学院生に向けたメッセージを書いてみたいと思います。
 ちなみに、今後は「対策編:択一」「対策編:論文」「その他」を予定しております。

 やっぱりめちゃくちゃ長いので、興味のある方だけ(以下同文)。


 私が法科大学院へ進学したころは、卒業生の約半分が第1回の司法試験で合格するだろうと言われていたこともあり、ここさえ超えれば最終合格にぐっと近づくと思っていました。
 しかし、こと現在に至ると毎回の合格率は3割をきる勢いであり、もはやローに入っただけでは何の安心材料にもならなくなってきました。

 合格してみて思うのは、(もう誰でもわかっていることですが)法科大学院の教育内容は新司法試験合格の必要条件でしかありません。体感的に、法科大学院で学ぶことは、最終合格に必要な要素の5割くらい。残りの5割は自分で何とかするしかありません。具体的方法については後日の対策編に譲るとして、法科大学院在学中にこうしておけばよかった、と思うことを並べてみます。私は既修入学なので、主にそちらの方の話になります。

1、気をつけろ、「なんちゃって既修」と「仮面未修」
 法科大学院入学者の中で、特に学生生活に気をつけなければならないのは「未修と既修の間の学力で入学した人」だと思います。・・・私がそうだったように。法科大学院のレベルにもよるのでしょうが、既修の中には「このまま5年くらい前の旧司法試験を受験したら通ってたんじゃあ・・・?」というレベルの人が含まれています。修了時にこういった面々と対等に戦うには、私のような「なんちゃって既修」はかなりの努力が必要です。なにせ、私は補欠最下位入学ですから。 
 最初のうち、「なんちゃって既修」は周りのレベルに明らかについていけず、半分泣きながら予習をし、毎回の授業を無難にこなすことに専念させられる羽目になります。しかし、学期末考査でそれほど悪い成績はとらないのです。そこで「なんや、私ってやればできるんやん」と安心してしまいます。
 しかし! ここで安心するのは非常に危険です。なぜなら、学期末考査は、そうは言ってもその学期でやったことに基づいて問題を出してくるわけです。「ローの授業なんて・・・」とそっぽ向いて内職にいそしみがちな実力者と違い、院の課題に必死で取り組んでいた「なんちゃって既修」の成績が一見良くなるのは、ありうべきことです。
 しかし、「なんちゃって既修」は課題以外の分野については依然として学力不足です。なのに、成績のよさに安心して油断してしまう・・・ 普通に既修者として入学した学友と肩を並べたような錯覚に陥ってしまいます。これでは、本試験との関係では成長しません。
 そこで、自分が「なんちゃって既修」だと感じたら、とりあえず課題の細かい指示は置いておいて、その分野の基礎知識を徹底的にインプットすることに努めたほうがいいと思います。(法科大学院関係者の皆様、まことに申し訳ありません) 学校の課題は、なが~い判例をポンと渡して、その事実関係や判例の見解、学説の動向など、細かいことを調べるように要求していると思います。しかし、その課題は、既修者として十分な学力の持ち主であってこそ身になるものです。自分がそこまでに至っていないと思ったら、授業中に恥をかくことは甘受して、初学者ばりの基礎学習に徹したほうがいい…っていうか、私がそうしておけばよかったなぁと思うのです。

 逆に、仮面未修も相当気をつけないと、無為に3年間を過ごすことになりかねません。こちらについては私が経験したことではないので、「なんちゃって既修」ほど確かなことは言えませんが。
 仮面未修にとって、1年目に行われる講義についてはすでにどこかで聞いたことのある講義であるはずなので、「これ、知ってる」ということになってしまいます。学部の延長線上にいるような気がするのか、学生ライフをエンジョイしすぎなんじゃあ・・・?と思われる人が散見されるようになってきます。
 でも、そのノリで2年目・3年目と過ごすと、これまた大変なことになるわけです。「つかみ」で学部と大して変わらないことをしてしまうので、「危機感」を3年間保つことがしんどそうに見えました。

 そういうわけで、「なんちゃって既修」は自分のレベルの底上げ、「仮面未修」は危機感の持続にそれぞれ相当の注意を払う必要があると思います。

2、予備校とのおつきあい(主に論文)
 個人的には、法科大学院在学中にガツガツ予備校を利用する必要はないと思います。あ、択一は…慣れていない人はやった方がいいかもしれませんね。
 というのも、すでに方々で言われているように、旧司法試験ほど予備校の問題・採点の質が本試験のそれに迫れていないからです。法科大学院で論文添削の機会があるのであれば、そちらを利用していたほうがいい場合も多分にあると思います。しかも、現在は私たちと異なり、少ないながらも過去問があるのですから、そちらの検討をしておいた方が良いです。新司法試験の論文は、一科目解答するために消費するエネルギーも時間も半端ではありません。各予備校の論文答練をまとめて受講した場合、最低一科目(公法系・民事系・刑事系のくくり)2回は書かされます。さらに、期末考査後となると、かなりタイトなスケジュールでこなさなければなりません。それはあまり得策ではないように思うのです。
 ただし、修了後すぐの初受験の場合にのみ、直前答練の類は一度は受けておいたほうがいいでしょう。4日間、22時間半の試験が精神的、肉体的にどういうものかを1回体験するのとしないのとでは大きく異なるからです。・・・やっぱり問題や採点の質があまりよろしくないのは直前模試も同じなので、そこで大きくへこんだり膨らんだりするのは厳禁ですが。特に、選択科目の問題の質は、マイノリティ科目であればあるほどひどいです。
 まぁ、直前模試でAをとったって落ちるときは落ちますし、添削で「あなたは答案の書き方がなっていない」と言われても、通るときは通ります。


 「なんちゃって既修」だった私は、とにかくがむしゃらに走り続けて2年間が終わってしまいました。おかげさまで出てから苦労することになったのですが、できることならもうちょっとレベルの高いときにローに入りたかったです。まさに、「豚に真珠」の講義でした。もったいない・・・
 そんなことにならないために、全国の「なんちゃって既修」の皆さんは、一刻も早く並みの既修者と同じレベルに達するための努力を惜しまないでいただきたいと思います。1年あったら何とかなりますよ。学校の課題をこなすのは、3回生になってからでも遅くないと思います。(ホンマに法科大学院関係者の皆様、申し訳ありません!)
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2008-09-22(Mon) 22:22| 合格体験記| トラックバック 0| コメント 0

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