プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

過去ログ

カテゴリー

最近のコメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



--------(--) --:--| スポンサー広告| トラックバック(-)| コメント(-)

今だから、言えること(論文編)・2

先日、合格者祝賀会に行ってきました。
ここでああ言った以上、右手に何かつけていかなきゃならんと思って、サポーターをつけて行きました。でも、かなり完治に近づいているので、ホンマは不要なものでした・・・ 
でも、(あ、逆説が続いてしもた)あれを頼りに声をかけてくださった方もいて、ありがたかったです。想像以上に有名でした。急に体験記書くのが恥ずかしくなってきました。あと2回で終わる予定なのに!
っていうか、3回目合格の女性は私一人でしたので、サポーターがなくてもわかってくれたような気もしますが・・・

と、いうわけで今回はラスト2(のつもり)。
論文は3章立てになるんじゃないかと思っていましたが、無理やり詰め込んで2回でやめました。
今回は、要件事実や予備校とのつきあい方など、前回では触れられなかったことを気の向くままに書いています。


3、つれづれに思うこと
(1)共通項として気をつけること
 具体的勉強法は、前の記事で述べたことが大原則です。
 その上で、論文を書くときには
 「絶対条文から書き始めること」 
を強烈に心がけました。
 前の記事で述べた『当たり前のことを当たり前に』の原則の具体化です。法的解決法を示さなければならないのだから、条文に依拠すべきことはまさに当たり前。各設問の書き始めから2行以内に必ず問題となる条文を挙げ、その趣旨からスタートすることを鉄則としていました。そうすると、法解釈をしているように『見える』ので、仮に趣旨が若干あさっての方向を向いていても、条文に触れずにスタートするよりはいい点数をもらえる・・・気がする。
 

(2)要件事実の位置づけ
 いつかリクエストにもありましたとおり、要件事実をどこまで勉強に取り入れるかは悩ましいことだと思います。
 実は、私は3回目を受験することを決意してから要件事実のみを意識した勉強というものはほとんどしていません。しかし、第2回の合格発表までの3ヶ月間、それまで一緒に勉強してきた友人と「要件事実・刑事事実認定ゼミ」を組んで、かなりこってり要件事実をやったのです。冗談抜きで、この3ヶ月で「要件事実30講」を回しました。しかも、法科大学院在学中に講義で扱った「民事演習教材」やら「民事事実認定教材」やらを使い、新60期の合格者の助けを借りてむちゃくちゃ勉強しました。あのまま合格していたら、さぞやスムーズに修習に入れたことでしょう。
 今思うと、あの3ヶ月で、民事法の問題を「要件事実的に」考えられるよう、体質改善されたんでしょうなぁ。
 たとえば、第3回試験民事法第1問設問1は、要件事実がわかっていないと大変なことになりそうです。特に(2)と(3)。今年急に「そっち方向」へ傾向が流れた気がしますので、第4回以降も同じような感じになるのかははなはだ謎ですけど。でも、司法試験委員会は要件事実を無視するつもりは毛頭ない、という強いメッセージは感じます。
 だからといって、すべてが要件事実的思考で解決できるわけでもないと思うんですよね。民事法第1問設問1(1)と設問2なんかは、それだけで解にたどり着けるわけではないですから。

 と、いうわけで、要件事実的思考に100%シフトする必要はないが、無視すると合格できない、ということだと思います。「30講」までは必ずしも要らないけど、問研程度は、道端でいきなり問題を出されても即答できるくらいにマスターしておいて損はないと思います。・・・あんまり答えになってませんね・・・


(3)予備校とのつきあい方
 択一では予備校1校くらいは答練をしたほうがいいと申し上げました。しかし、論文の場合は功罪が大きいので、自分の気持ち一つだと思います。高額ですしね。
 巷で言われているとおり、予備校答練の大きな特徴は、「長すぎて使えない参考答案」「信用しづらい採点」「一見して明らかに論点のわかってしまう問題」。
 1行40字以上のびっしり書きで8頁かつかつまで書いてくれている参考答案。全く使えません。
 採点を見ても「いや、その論点書いてますけど」っていうところで加点がなく、採点者によって裁量点のつけ方がバラバラ。でもそれに怒ってはいけません。A4にして8枚の新司法試験の採点なんて神業です。そんな中での採点なので、細かいこと言ってられないんです。・・・高いけど!!
 また、本試験並みに長い問題文を提供してくれているのですが、一見明白に論点がわかってしまうものが多いのも事実です。新試験0年目(第1回の前)よりはかなり改善のあとは伺えますけど。これでは、たとえば第3回試験の民訴分野のような芸術的な問題が出てきても対応できません。

 こんなデメリットを並べても、なお私が予備校へ行ってしまったのは、「4時間で答案を書く」という経験が欲しかったからです。3回目になっても、体で『4時間』を覚えないと、本番でタイムキープできない気がして仕方がなかったから。じゃあ過去の本試験でやればええやん、という話もありますが、見たことのある問題では、初見独特の「考えすぎて間に合わない」という緊張感が出てこないんです。そのために、高額さにも涙を呑んで(ありがとう、高○屋ギフトサロンのバイト!)予備校に行き続けました。
 と、いうわけで、「採点を過度に信用しない」「本試験はこんなもんじゃない」という覚悟を決められるなら、行った方がいいと思います。特に、初受験の方。


(4)ちなみに
 論文の成績は、「見栄えはしないが、見劣りもしない」という感じ。民事だけやたら良くて(上位約10%)、刑事が「・・・」(下から数えたほうが早い)です。多分、法律ごとに採点されたら、刑法で足きり食らってたんじゃなかろうか? ひどかったですから。
スポンサーサイト

2008-09-30(Tue) 00:00| 合格体験記| トラックバック 0| コメント 7

コメント

要件事実の勉強方法について、リクエストに応えてくださってありがとうございました。
要件事実だけですべて対応できるわけではないけれど、意識しておくのがむしろ基本のようですね。
民事系が好成績のようで、重ねておめでとうございます。余裕を持って修習に入れますね!

2008-09-30(Tue) 09:18 | URL | むめ #-[ 編集]

ありがとうございます。
要件事実の勉強をする過程で、実体法の知識を再確認することも多々あります。きれいに平行して勉強できたら一番いいのですけど、なかなか難しいですよね。

あと、国際私法独特の話になりますけど、国際取引法はやっぱり範囲に入っていたみたいですね… インコタームズも信用状もまだ範囲内で生きているのかもしれないですね。確かに、通則法だけを範囲にしていては、ほかの科目に比べて対策を立てやすすぎかもしれない…

2008-09-30(Tue) 11:08 | URL | 優羅 #-[ 編集]

ブログ初めて拝見しました。
私も今年失敗してしまい、来年3回目の挑戦をします。
心細い日々を送っていましたが、このブログを読ませていただきとても勇気をもらいました☆
『いまだから~』は論文編択一編ともに参考にさせていただきたいと思いました!

2008-09-30(Tue) 14:58 | URL | アン #-[ 編集]

そう言っていただけると本当に嬉しいです。
決して焦らないでください。
3回目挑戦組に残っている知識は誰よりも多いです。今はゆっくりと休み、来年への『気力』を蓄えたほうがいいと思います。周りを見ていると、間際で精神的に息切れする人が多いように思うんですよ。

2008-09-30(Tue) 22:43 | URL | 優羅 #-[ 編集]

精神面も教えてほしいです。
特に、一期生は70~80%の合格率という触れ込みで入学したじゃないですか。地上の楽園だと思ったら、地獄だった感が否めなかったんじゃないでしょうか。

で、一回目落ちてから、二回目にかけて。
二回目落ちてから三回目にかけて。

尋常じゃない精神力だと思うんですよね。
私であれば、とっくにやめてます(笑)。
優羅さんも、過去エントリであきらめ宣言みたいなこと書いてたと思うんですが。

どういう精神状態で乗り切ったんでしょうか。
失礼ながらご教示願えますでしょうか。

2008-10-03(Fri) 00:29 | URL | ぷんぷん #NUpTSsbk[ 編集]

先日は「決して焦らないで」というコメント返信をいただき、本当にありがとうございました。

ところで精神面での対策等、ぜひ私も教えていただきたいです。
3回目ともなるとロー時代の受験仲間も減ってきたり、試験から撤退する人もでてきたりします。
そういう不安な状況下にあって最後まで戦いぬけた秘訣(?)や、心のもち方なども教えていただけるとありがたいです。

2008-10-03(Fri) 09:49 | URL | アン #-[ 編集]

うぉ、ありがとうございます。
大丈夫、そのための「オマケ編」です。リクエストにお応えしようと頑張ったら、一番長くなってしまいました。参考になるといいのですが。

>ぶんぶんさま
「特に、一期生は70~80%の合格率という触れ込みで入学したじゃないですか。地上の楽園だと思ったら、地獄だった感が否めなかったんじゃないでしょうか。」

とのことですが、私はなぜか「合格率が70~80%になる」とは考えていませんでした。早い段階で法科大学院が濫立しそうな様相を呈していましたので、「(高い合格率の予測に対して)そんなバカな」と思っていました。未だに「当初は(7~8割の)高い合格率とされてきたのに~」というくだりを新聞で見ますが、それはないやろ、というのが正直なところです。多分、本気で70~80%の合格率を信じて入ってきた一期生などほとんどいないのではないでしょうか。
むしろ、「半分は合格するプラチナチケット(第1回試験)」の方を強く意識していました。2年目に新規開校するローもありましたし、未修生が流入してくる第2回以降の合格率では受かる気がしませんでした。
…結局一番合格率の低い3回目で受かっているあたり、人生って何があるかわからんなぁという感想です。

2008-10-03(Fri) 10:30 | URL | 優羅 #-[ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

最近の記事

リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。