プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

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日本の国語教育に一言

 ここ、大阪府ではまもなく高校受験が始まります。まずは2月頭に行われる私立高校受験から。それに向けて「国語を何とかして~」と塾へ駆け込んでくる生徒の多いこと!
 
 そこで、大多数の生徒が最後の最後で気になるのは、やはり文法のようです。こんな間際になって、「文法教えてください」と新たに契約する生徒もちらほらいるくらい。
 しかし、赤本を含む受験対策問題集にちらっと出てくる文法の問題は、できるお子さんから国語が苦手なお子さんまでころっと点を取られます。仕方がないので解説をするのですが、ほんっとーに今まで文法の何を教えてもらっていたのかとびっくりさせられます。こればかりは成績の優劣に関係ありません。例外なしです。

 文法教育のセオリーは
1、「文」の概念を教える→「文切り」ができるようになる
2、「文節」の概念を教える→「文節切り」ができるようになる
3、「単語」の概念を教える→「単語切り」ができるようになる
4、文節間の関係(「主述」「修飾被修飾」「補助」「並列」)を教える
5、品詞(分類も)を覚える
6、用言の活用をマスターする→活用の種類(動詞のみ)、活用形
7、自立語について、だいたい品詞分類ができるようになる
8、助詞・助動詞の用法をマスターする
9、敬語をマスターする

と、大雑把にこんな感じの手順です。
 文法完全マスターへの道のりにおいて、山場となるのは6でしょうかねぇ。これをモノにするのは相当な時間と努力が必要です。
 しかし、ほぼ例外なくで止まっています。今まで「体言」「用言」の意味をすらっと言えた子にめぐり合ったことがありません。「品詞を答えよ」ちゅーてるのに、「連用形」と答えてみたり、「主語を答えよ」っちゅーてるのに「・・・『そして』?」と答えてみたり。

 普通、国語が好きな子でも、たいてい文法は苦手なものです。私もその中の一人でした。しかし、「最近の中学校は文法を教えていないのか!?」と疑いたくなるほど全然できていません。用言の活用ぐらいなら、誰でも躓くところなので塾でも何とかしましょう。でも、「主語・述語」もわからないような中学3年生を大量生産されると…ねぇ。

 しかももっと腹立たしいのは、文法なんて実際の入試ではあっても数点分なのに、なぜかどこの学校の実力テストでも大問ひとつ分くらい出てくるらしいのです。学校の成績を上げるためには勉強せざるを得ないのですが、いかんせん上記行程の3から9までを全部マスターする時間と努力を考えると、「英単語覚えろ」っていう話です。
 と、いうわけで、学校には「出すなら教えろ、教えないなら出すな」と言いたいですね。

 だって、ぶっちゃけ敬語と主語述語の関係以外は、生きていくのにまったく必要ない知識だし。
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2007-01-18(Thu) 14:38| 駄文| トラックバック 0| コメント 5

コメント

優羅さんの憤りは切実に共感します。私の塾でも似たような現状が日々繰り返されています…。

文法以外でも記述問題では、理由を答える際に「……しちゃったから」などと友達に返答するようなくだけた表現が散見されたり、50字程度の字数制限がある場合は文章中の言葉を脈絡もなく書き並べるだけで終わったりと、入試以前に根本的な問題が山積しています。

ただ、国語(特に言葉)の問題は今に限らずどの時代においても多少なりとも問題となっているものなので、逆に今の中学生達の感覚に目を留め、彼らの感覚を受け入れつつ少しずつ地道に指導していくことが重要なのかもしれません。

とは言っても、入試直前の今の時期にそんな理想論は全く通用せず、結局は限られた時間の中で入試に通用するための勉強を叩き込んでしまう今日この頃です……。

2007-01-18(Thu) 23:30 | URL | orin(オリン) #-[ 編集]

優羅

わかっていただけますかぁ~!
国語なんて、ほとんど教えることのない「センス重視」の科目なんだから、せめて漢字や文法など、教えないとどうにもならない『知識』は学校で定着させたって欲しいです。
ただ、上下関係が希薄になって久しい昨今、「目上」「へりくだる」の意味がわからない子らに敬語を教えるのは至難の業でしょうねー。

2007-01-19(Fri) 18:58 | URL | とおりすがり #-[ 編集]

国語に関する質問です。
大学受験の小論文で、「~ため」、「また」、「したがって」などは接続助詞(だったかな?)だから、漢字で書いてはならんと教わったのですが、これは正しいということでいいのでしょうか。

合格者の再現答案を読んでいると普通に為、又、従ってと書いてあるんですよね。
ささいなことですが、ちょっと気になるので、ご存知でしたら教えてください。

2007-01-20(Sat) 08:45 | URL | うぃず #u5JRP1gE[ 編集]

>うぃずさん
 接続詞と接続助詞ですね…
 正確なことは実は知りません。

 でも、「補助の関係」にある動詞は漢字で書いてはならないというルールがあります。
 たとえば
 ○「書いておく」 ×「書いて置く」
 ○「やってくる」 ×「やって来る」
 ○「やってみる」 ×「やって見る」
 など、すべて本当は間違いです。

 そういうルールが現実にある上に、「為」「又」などは古文(漢文)的なにおいがします。おそらく、現代語化前の民法など、戦前の法典によく用いられていることから、法律文書に多用されているんじゃないかと。
 日本語的には…どうなんでしょう、現代文法としては間違いであってもおかしくないなぁ、という感じ。

2007-01-20(Sat) 11:18 | URL | 優羅 #-[ 編集]

ありがとうございました。

「映画を観に行く」はダメなのか、「整備されていず」(判決文より)は「整備されておらず」ではないかなど疑問は尽きませんが、あまりこだわっても仕方ないので、適当なところで手をうっておくことにします。

古文の文法はしっかりやっても肝心の国語の文法はあまり勉強した記憶がありません。
高校受験のなかったツケがこんなところに。

答練でも文法のミスとかはチェックされませんからね。

2007-01-21(Sun) 00:18 | URL | うぃず #u5JRP1gE[ 編集]

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