プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

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起案って何だ?【民裁編】

まぁ,受かるのにヒマがかかった私ですから,先に受かった友人からはことあるごとに「起案が大変でさ~」と言われてきたわけです。「ふ~ん」と返すのですが,一体起案って具体的に何を書くのだろう?とずっと思ってきました。
そう聞くと,「事件記録を渡されて・・・起案すんねん」と,答えになってるようななってないようなことを言われ,「で,結局何なん?」と思っていました。もはや,固有名詞なのか一般名詞なのかわけがわかりません,「起案」。
そんなぼんやりとした話しか聞いたことがなかったので,てっきり記録を読んで判決を書かされたり訴状を書かされたりするのかと思っておりました。でも,ガイダンスでは「新修習では判決フル起案はめったにさせない」と言われる。
と,いうわけで,現在民裁で課されている起案について何を聞かれるのか書いてみます。もちろん,具体的内容にわたらない程度で。


まず,渡される記録はどこのローでも使っていたであろう「民事演習」と入ってるモノはほぼ同じです。訴状と,答弁書と,準備書面が双方数通。これを使って要件事実に沿って主張整理をするのがメインです。
そして,当然第1問では訴訟物を書かされ,第2問で主張整理,という流れになります。
その主張整理も,「XはYに対し,○年○月○日,金100万円を貸付けた」みたいな丁寧な記載ではなく,記号化されたものでOK。さらに,認否すら要求されないことが多いそうです。あれ,面倒くさいからちょっと嬉しい。
私はロースクールにいたとき,A4横置きで,真ん中に縦線が引かれた答案用紙を渡され,左側に要件事実を,右側にその説明を書かされていたのですが,そこまでのことは要求されません(後に,ローの方法が,今は廃止された「上下段方式」というものだということに気づく・・・)

これを整理した後,『攻撃防御の構造』と『要件事実の説明』が求められます。ここをごっちゃにしてしまう素人さん(含む私)が多いらしいです。
そういうわけで,私にもうまく説明できるかまったく自信はありませんが・・・
要するに,要件事実整理の作業において,ブロックダイヤグラムを作ると思うのですが,大ブロックの「位置づけ」を説明するのが『攻撃防御の構造』,大ブロックの中に挙げる要素(小ブロック)が何でそうなるのかを説明するのが『要件事実の説明』・・・だそうです。私は後者をメインに教わってきたので,前者の書き方にまだ慣れません。っていうか,まだ2回しかそういう起案をしたことがないのですが。
この説明の中で,記録上できそうな主張をなぜあげなかったのか,主張自体失当の主張はどれかも触れます。
あとは,手続き的なことを聞かれたり,当該紛争の争点を聞かれたり。争点は,認否を要求しなくなった代わりみたいです。

現在のところ,大体こんな感じです。
あれ,事実認定は? と思う方もいるでしょう。私も思います。
しかし,なぜか事実認定は集合修習へ行くまでないそうです。それでええんか,私!? だから,実務修習中に事実認定の訓練は積んでおくように・・・とのこと。
主張整理起案は日々の事件で課されることが多いのですが,事実認定起案ってあんまりない気がする・・・ だって,期日のサイクルって大体1ヶ月強で1回。つまり,現在「じゃあ,次は証拠調べですね」となった場合,次回期日にはかなりの確率で私の民裁修習は終わっています。ホンマ,たいていの事件について「点」でしか関われず,事実認定っつったって,ねぇ。
はぁ,最低3ヶ月は欲しいところでした。
そんなこんなでもうかれこれ3週間くらい経ってる! はやっ!


そういえば昨日,2回試験の結果が発表されました。
想像していたほど落ちていないように思います。来年はわが身なので,今から頑張ります(↓↓)
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2008-12-17(Wed) 21:26| 修習| トラックバック 0| コメント 2

コメント

起案って修習前は何すんだかよく分かりませんよね。僕も,修習に入ったあとで,この業界では書面作成のことをすべて「起案」と呼ぶことがわかりました。読んで字のごとく,~書面案を起こすことはすべて起案と呼ぶわけですね。
で,話は変わりますが,民裁で事実認定をしないのは仕方ないと思いますよ。結局,実務でも和解で終わることがほとんどなわけで,刑事のような厳密な事実認定が要求される場面は少ないわけですからね。僕が修習していたときは,前期修習の終わりの方で事実認定の起案が入ってきたような気がしますが,配点は余り高くなった気がしますし,結論はどちらでも良かった気がします。噂では要件事実についても,上下段方式がなくなったと聞いていますので,2回試験でも事実認定がなくなってしまったのかもしれませんね。事実認定の考え方は刑事事件と同じなので,刑裁で勉強すれば足りると思います。

2008-12-19(Fri) 12:47 | URL | 元さいたま修習生 #-[ 編集]

久しぶりにまじめなコメントをいただいて嬉しく思います!
(最近スパムが多くて…)

私がローで「民事訴訟実務の基礎」という科目をやったときには,主張整理ほどではないにしろ,事実認定も教材を用いてある程度やりました。このイメージでいたものですから,「集合修習までしません」宣言にびっくりしたのです。
ロースクール開学1年目の実務科目は旧修習をモデルにしているのだから,当然といえば当然ですね。しかも,現在その先生は研修所の教官をされてますし。
でも,確かにおっしゃるとおり,実務では人証調べの後には当然のように和解が試みられますし,基礎は刑裁のそれと変わらないわけですから,割愛できるところではあるのでしょう。
いずれにしても,「判決フル起案」的なものをすると本気で思っていた私としては,ちょっと負担が減っているようで,嬉しいです(かといって,完璧には絶対できないのですが)

2008-12-20(Sat) 00:16 | URL | 優羅 #-[ 編集]

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