プロフィール

優羅

Author:優羅
身分:新62期司法修習生でした
年齢:20代(でも記事のそこここでバラしてます)
血液型:B
星座:おとめ座(たまにしし座)

「雑草魂,弁護士になる」というコンセプトの受験記録です。
さかのぼれば法科大学院3回生の春から,二回試験合格までの大河ドラマ・・・ではなく,「小川ドラマ」?
でもどこで弁護士をしているかは,ご想像にお任せします。

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「彼」と「彼女」の話

 ある駅のロータリーでの話である。

 その駅では、数年前から「ビッグイシュー」を路上販売している人がいた。「ビッグイシュー」とは、英国発祥の雑誌で、路上生活者がそれを販売することにより、生活の資を得るのである。
 「彼」が路上に立ち始めたころは、雑誌を掲げて黙って道行く人を眺めているだけだった。やはり、その様子はどうしても奇異で近づきがたかったので、私は興味はあったものの、なかなか200円を携えて彼の前に行くことができなかった。

 しかし、最初はそんな様子だった彼も、しばらくすると「ビッグイシュー最新号です。いかがですか。」と声をかけてくれるようになった。人々が足早に通り過ぎる駅前で、立ち止まって購入するのも勇気が要ったが、私は一度だけ、買ったことがある。
 ところがそうしてようやく買えた雑誌の内容は、残念なことに、英国発祥の影響からか海外の芸能ネタが多く、私のストライクゾーンから思いっきり外れていた。
 その後もがんばって声をかけている「彼」を見るたびに「また買おうかな」と思う。しかし、内容に興味のない雑誌を無理に買うということは、募金をしているのと同じことだと思った。それは「彼」にとっても、雑誌のコンセプトに対しても失礼なことであると思い、「今日も元気やな」と見守るだけだった。

 一方、そんな「彼」の隣には、しばしば「カンパお願いします」と書かれた箱を持った人がいた。初老にさしかかっているだろう「彼女」の様子から、やはり路上生活者であることが伺えた。「彼女」はずっと下を向いて身動きせず、ただ、その箱を持っていた。
 私はそんな対照的な2人を見て、最低限の経済活動でお金を得ようよしている人の横で募金を募っても、集まるはずないのに、といつも思っていた。
 そんな「彼女」の横で、「彼」の身なりはどんどん良くなっていった。最近、私は「そろそろ次のステップへ行けるんじゃないか」と「彼」を見ながら思っていた。

 そして、先日。
 ロータリーにはもう「彼」はいなくなっていた。代わりに「彼女」がビッグイシューを売っていた。
 まだ「彼」が売り始めたころのように近づきがたい雰囲気を全面に漂わせていたが、今後、同じように「彼女」の生活が向上していくことを願ってやまない。


※リズムを出すために、今日は常体で書いてみました~。
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2007-01-25(Thu) 09:23| 日常| トラックバック 0| コメント 1

コメント

私もビッグイシュー、購入したことが何度かあります。

興味深い内容でした。

2007-01-25(Thu) 10:43 | URL | (・∀・) #-[ 編集]

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